海外製お薬は安全なのか?

海外製お薬は安全なのか調べてみました。

「ユーロトーン(塩化ベタネコール)」海外製お薬は安全なのか?

☆製品外観

 

ユーロトーン(塩化ベタネコール)25mg

ユーロトーン25mgは、副交感神経を刺激して胃腸の働きを活発にしてくれるお薬です。膀胱を収縮させ排尿を促すことができるため、尿トラブルに悩む方の治療のためにも使用されています。

内容量 50錠/箱
剤形 タブレット
有効成分 1錠中にベタネコール塩化物(Bethanechol Chloride)として25mg含有

 

☆どんな薬なの?

 

ユーロトーン25mgは副交感神経を刺激して体内の諸症状を治療するためのお薬です。

主に胃腸や膀胱のトラブルを解消するために使用されています。

胃腸などの消化器系臓器の運動は、副交感神経の刺激によって亢進されます。

ユーロトーン25mgは、服用することで副交感神経を刺激することで胃腸の働きを活発にしたり、胃酸の分泌をよくしたりします。

膀胱も副交感神経の刺激によってコントロールされているため、ユーロトーン25mgが作用すれば膀胱の排尿筋を収縮させ、排尿をスムーズにすることができるため、尿がなかなかでない方の治療にも使用できます。

手術後や分娩後、神経因性膀胱(原因のわからない排尿障害等)の尿トラブルのために使用することができます。

注意点として、ユーロトーン25mgは気管支喘息のある方は服用できないということです。

ユーロトーン25mgによって副交感神経が刺激されることで気管支粘液分泌が増え、症状が悪化するおそれがあるからです。

そのほか、甲状腺機能亢進のある方、腸や膀胱頸部に閉塞のある方、消化潰瘍、重い心臓病、てんかんパーキンソン病のある方も使用できないので注意してください。

 

 f:id:rait9546:20190115170846j:plain

☆効果・効能って?

 

  • 消化管機能低下のみられる下記疾患
  • 手術後、分娩後及び神経因性膀胱(原因のわからない排尿障害等)などの低緊張性膀胱による排尿困難(尿閉

 

☆有効成分は?

 

ユーロトーン25mgの有効成分はベタネコール塩化物です。

1錠にベタネコール塩化物として25mg含有しています。

ベタネコール塩化物は1935年に合成された副交感神経亢進剤です。

服用することで副交感神経を刺激し、副交感神経がつかさどっている諸症状のトラブルを解消します。

もともと体内ではアセチルコリンといわれる物質が副交感神経の調節のために使用されています。

ベタネコール塩化物は、何らかの理由によりそのアセチルコリンによる副交感神経の調節がうまくいかなくなった時にアセチルコリンのかわりとして副交感神経を刺激することで治療効果をあらわします。

アセチルコリンとくらべて安定性が高く、副作用を起こしにくいのが特徴です。

安定性が高いので内服しても分解されず強力な効果を発揮してくれます。

主に消化管、膀胱の平滑筋に作用し、運動、緊張及び胃液分泌を促進するので、特に慢性胃炎や迷走神経切断後の消化管機能低下、術後の腹部ガス膨満、尿閉などの治療に効果的です。

注意点として、副交感神経が亢進しすぎることによりコリン作動性クリーゼといわれる副作用を起こすおそれがあります。

コリン作動性クリーゼとは呼吸困難を伴うアセチルコリン過剰状態の急激な悪化症状で、人工呼吸を要する状態です。

場合によっては「死」に至る場合もあるため、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、唾液分泌過多、気道分泌過多、徐脈、縮瞳、呼吸困難などの初期症状があると感じたら、ユーロトーン25mgの服用を中止し、医療機関を受診するようにしてください。

 

☆用法・用量は?

 

  • ベタネコール塩化物として、通常成人1日30~50mgを3~4回に分けて服用します。
  • 年齢、症状により適宜増減します。

最大限の効果を得るために

  • 錠剤は分割しやすいように割線がついています。症状に応じて錠剤を分割し服用するようにしてください。

 

f:id:rait9546:20190115170934p:plain

☆日本製と比べてみたら?

 

日本では、ユーロトーン25mgと同じ有効成分を含有するお薬を病院から処方してもらうことができます。
日本ではベサコリン散5%を処方してもらうことができます。
1箱50錠分のユーロトーン25mgと同じ量のベサコリン散5%を処方してもらうには、ベサコリン散5%が25g必要です。

日本の病院から、ベサコリン散5%を25g処方してもらうのにかかるコストは、
初診料・検査料:3,500~4,500円
ベサコリン散5%の価格:1g13円×25g=約330円
合計3,830~4,830円もかかります。
保険が適用されて3割負担になっても約1,150~1,450円かかります。

 

☆副作用はあるの?

 

有効成分ベタネコール塩化物は、服用することでいくつかの副作用を起こすことが報告されています。
報告されている副作用の症状と発症頻度は以下の通りです。

<0.1~5%未満>

  • 心悸亢進、胸やけ、悪心、嘔吐、唾液分泌過多、腹痛、下痢、頭痛、発熱、発汗、顔面潮紅

<頻度不明>

  • 胸内苦悶、胃部不快感

これら以外にも、ベタネコール塩化物を服用して副作用を起こすおそれがあります。
ユーロトーン25mgを服用して、何か気になる症状があれば速やかに医師・薬剤師に相談するようにしてください。

 

☆使用禁忌はあるの?

 

<禁忌内容とその理由>

  • 甲状腺機能亢進症の患者(心房細動の危険性を増加させるおそれがあります。)
  • 気管支喘息の患者(気管支喘息の症状を悪化させるおそれがあります。)
  • 消化管及び膀胱頸部に閉塞のある患者(消化管の通過障害、排尿障害を起こすおそれがあります。)
  • 消化性潰瘍の患者(消化性潰瘍を悪化させる恐れがあります。)
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(妊娠中の投与に関する安全性は確立していません。)
  • 肝動脈閉塞のある患者(冠血流量を減少させ、心疾患の症状を悪化させるおそれがあります。)
  • 強度の徐脈のある患者(徐脈を悪化させるおそれがあります。)
  • てんかんのある患者(てんかん発作を起こすおそれがあります)
  • パーキンソニズムのある患者(パーキンソニズムの症状を悪化させるおそれがあります。)

<慎重投与内容とその理由>

  • 高齢者(高齢者では、コリン作動性作用により発汗、潮紅、下痢、悪心、嘔吐等の副作用があらわれやすいので注意してください。)

 

☆使用にあたって注意事項は?

 

<重要な基本的注意とその理由及び処置方法>

  • コリン作動性クリーゼという症状があらわれることがあるので、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、唾液分泌過多、発汗、徐脈、血圧低下、縮瞳等の症状が認められた場合には服用を中止し、アトロピン硫酸塩水和物0.5~1mg(症状に合わせて適宜増減)を投与するようにしてください。
  • 呼吸不全に至ることもあるので、その場合は気道を確保し、人工換気を考慮するようにしてください。

<小児等への投与>

  • 小児に対する安全性は確立していません。(使用経験がない。)

 

f:id:rait9546:20190115171024j:plain

☆保管方法は?

 

  • ユーロトーン25mgは、高温・多湿を避けて25℃以下の場所で保管するようにしてください。
  • 安全のため、子供の手の届かない場所で保管するようにしてください。

 

☆添付文書は見られるの?

 添付文書
https://medical.eisai.jp/products/di/PI/PDF/BS_P_PI.pdf

 

☆レビューは?

 f:id:rait9546:20190115174746j:plain


・詳しいレビューは商品画像からご覧いただけます。

 

☆購入先は安全なの?

会員数50万人突破

個人輸入代行「ベストケンコー」にて

商品画像から販売サイトに行けます。

  

ユーロトーン(塩化ベタネコール)25mg